追悼 エリザベス2世 「エリザベス・アレクサンドラ・メアリー(Elizabeth Alexandra Mary)」
世界で最も愛された君主が、亡くなりました。
70年の統治は、君主として世界最長でした。
即位した1952年は、日本が、戦後からようやく立ち直り始めた時代でした。
イギリスと日本との関係も、皇室と英国王室の交流という形で、150年の長い歴史を持っています。
エリザベス女王が、1975年に国賓として来日された際に、宿泊された帝国ホテルでは、
ちょうど今月から英国フェアが開催されたところでした。
プラチナジュビリーを祝い、即位70年のエリザベス女王に贈る催しが、華々しく飾られていました。
当店もコインを通じて、イギリスとは、深い関係がございます。
ロイヤルミントに近い提携支店との会話では、今回の訃報に対し、イギリス全体が、ショックと深い哀しみを受けているとの事でした。
会話を聞いていても、国民と英国王室の絆の深さを感じました。
私が一番印象に残っている、エリザベス女王の思い出は、ロンドンオリンピックでの登場シーンです。
ジェームズボンドと共に、空から登場するように見せる演出は、気品の中にもユーモアあふれ、全世界の人々愉しませると共に、平和を願うお心が感じられ、とても感銘を受けました。
70年という長い年月において、世の中が大きく変化する中でも、エリザベス女王の笑顔だけは、変わらない存在として、世界を照らしていたと思います。
最愛のフィリップ殿下と、どうか安らかにおやすみください。
その美しく気品と威厳に満ち、世界で最も愛された君主の姿は、コインの中に刻まれ、永遠の輝きと共に、私たちの心の中にも残り続けます。
2022/9/9
ヴィクトリアコイン
店主 三澤