76年前の2月17日、太平洋戦争の終戦後のこの日に、日本における預金封鎖が行われました。
私の祖父は、物心がついたころに、この実体験をしています。
その時の事を、今でも覚えているという経験談を聞く事があります。
当時の大蔵大臣は、澁澤敬三氏で、祖父は渋沢栄一氏です。
新札切替に、渋沢栄一氏が採用された事、76年前に預金封鎖を実行した大蔵大臣は、澁澤敬三氏という事実。
ウィキペディアから引用します。
「幣原内閣において、緊急勅令として金融緊急措置令及び日本銀行券預入令が制定公布され新円切替が施行されると同時に実施された。」
「この封鎖は封鎖預金と呼ばれ、同8月11日には第一封鎖預金と金額が多い預金に対して第二封鎖預金に分けられた。」
出典:ウィキペディアより (著作権は、出典元に帰属します)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%90%E9%87%91%E5%B0%81%E9%8E%96
日本のおかれている現代の状況を鑑みると、歴史は繰り返すのでは?と、誰もが心配になるのは無理も有りません。
さらに遡ること、89年前の1933年の4月5日。
アメリカでは、もっと恐ろしい事が起きました。
大統領令 6102の発令です。
「米国本土内での金貨、金地金、および金証書の買いだめを禁止する」
出典:ウィキペディアより (著作権は、出典元に帰属します)
https://en.wikipedia.org/wiki/Executive_Order_6102
フランクリン D. ルーズベルトによって署名された大統領令は、文字通り、金の取引停止と、金の没収でした。
誰もが安全資産と思っている”金(ゴールド)”そのものの没収です。
当時のアメリカ人は「保有している金貨、金地金、金証券をわずかな量を除いてすべて」ドルと引き換えに強制的に没収され、違反した場合は多額の罰金や懲役が課されました。
1974年までの41年間もの間、この法律は廃止されませんでした。
持っているだけで、罰金または逮捕となる、この法律は、考えただけでも恐ろしいものです。
有事の際に、政府は、国家の安定という名目であれば、ためらう事なく、大鉈を振るう(おおなたをふるう)のです。
ただし、その時でも、アンティークコインのような趣味性の高い物は、安全だったと言われています。
2024年に新札切替を控える中、日本の状況は、円安、溢れるキャッシュ、スタグフレーション、コロナ禍継続、深刻な政府の財政状況、と不安要素しか見当たりません。
現在の日本の債務比率は、すでに76年前の終戦時水準を超えていると言われます。
つまり、これは過去の歴史的に見ても、突出して高い水準にあるという事です。
出典:現代オンラインより (著作権は、出典元に帰属します)
https://gendai.media/articles/-/98476
「有事の備えは平時から」の言葉通り、資産のポートフォリオを厳選しなければならない時が来ています。
祖父の実体験の話を聞くたびに、アンティークコインを通じて、資産を守るのは人助けだという事を再確認致します。
アンティークコインは、大切な資産を守るのに類まれな性質を兼ね備えた現物資産です。
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店主 三澤