「Youtubeで公開した内容を、ブログにて掲載致します」
リンク:https://youtu.be/jewYol83xjg
次に、コインの裏側の紋章を、を詳しく見ていきましょう。
まず、この作品は、ウィリアム・ワイオンさんの作品と、広く言われています。
しかし、実はこの紋章の部分については、もう1人デザインに関わった方で、ウィリアム・ダイスという方がいます。
この方が、デザインの原型を作ったという主張がありまして、正確には2人の共作ということになります。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
その上で、デザインを詳しく見ていきましょう。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
まず、四隅に、聖エドワード王冠が配置されています。
そして、中央にガーター勲章が配置されています。
ガーター勲章とは、1348年にエドワード三世に創設された、イギリスの最高勲章です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%8B%B2%E7%AB%A0
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
こちらの肖像は、ガーター勲章をつけたヴィクトリア女王の肖像画になります。
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
こちらも、ガーター勲章をつけたエリザベス2世の写真になります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B92%E4%B8%96
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
次に、各国の、国の国花が描かれています。
バラと、アザミと、シャムロック、ということで一つずつ見ていきましょう。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
テューダー・ローズということでイギリスのお花になります。
バラ戦争の終結を記念してヘンリー7世が制定したと言われています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
次にアザミです。スコットランドではまあこのアザミをトゲによって外敵から国土を守ったとされ、国の花に制定されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A0%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
次に、アイルランドのシャムロック。キリスト教において重要な三位一体を表していると言われています。
もう一度見てみましょう。このように狭いスペースの中にそれぞれがバランスよく配置されていますね。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
次に、紋章ですね。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
まず、イングランド王室紋章が上下に描かれています
ヘンリー2世がライオンの紋章を採用して、リチャード一世が一頭だったライオンを三頭に増やしたと言われています。
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
次にアイルランドの国章ですね。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
聖パトリックの青を背景に、その上に銀色の弦を張られた金のハープが、描かれています。
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
次にスコットランドの国章です。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
金色の背景に、青の爪と舌を持つ、赤の直立したライオンになります。
https://en.wikipedia.org/wiki/Royal_Banner_of_Scotland
画像は、「Wikipedia」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
あらためて、見てみましょう。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
見事に、全体の調和が取れた構図と言うことが分かります。
格調の高い、威厳を表したデザインも素晴らしい仕上がりだと思います。
アップにして見てみましょう。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
直径35mmの中に、これだけ様々なデザインを、バランスよく調和の取れた形で、仕上げるのは、やはり天才彫刻家と言われる所以だと思います。
画像は、「The Royal Mint」公式より(著作権は、出典元に帰属します)
ここには、“w”の文字が二つ、ウィリアム・ワイオンさんのイニシャルが彫られています。
ここまでデザインについて見てきましたが、もう一つとても大切なことをお伝えします。
それは写真による印象の違いです。
いくつかの写真を見ていただきたいと思います。
まず一枚目ですね。
そしてもう一枚。
これは、両方とも、私が撮った同じコインなんです。
同じコインなんですが、光の加減でこれだけ、印象が変わります。
もう一つ、角度と光の加減をさらに変えてみました。
そうすると、また違った印象が生まれますね。
これだけ写真は、光の加減で、印象が全く変わります。
従いまして、希少コインの本当の良さは、自分の目で見ないと分からないという事なんです。
写真だと、光の加減ひとつで、本当に違った印象になりますから、必ず自分の手に取って、自分の目で見て、良し悪しを判断することが大切です。
これが1番大切なことだと、考えておりますので、
ヴィクトリアコインでは、お取り寄せなどの、お待たせは致しません。
その場で必ず見て、その場でお持ち帰り頂く事が、最も安心安全であり、最高のおもてなしだと思っております。その為の在庫の確保に全精力をかけています。
是非、店舗の方でご覧頂きたいと思います。
最後に、纏めでございます。
ヴィクトリア女王コインの三つの魅力と、大切なことということで、
一つ目が、値上がりが激しいということ。6倍に上がっているデータがありました。
二つ目が、デザイン的、美術的価値の高さ。
三つめが、文化的/歴史的な価値の高さという点も、お話させて頂きました。
そして、その素晴らしいコインは、必ず現物を見て選ぶと言う事が、最も大切な事になります。
是非、ご予約の上、店舗へのご来店を、お待ちしております。