最近、続けて、とても希少で良いアンティークコインの出会いに恵まれています。
どのコインも、1000万を超える、良質なコインです。

200年前、300年前のヨーロッパのアンティークコインになると、
何百年の歴史の戦火を、くぐり抜けてきた事になります。

そんなコインには、特別なチカラを感じます。
お求め頂いたお客様からも、そのようにご感想を頂きます。

1000万以上のアンティークコインにもなると、世界に数枚しかない事が少なくありません。
歴史の戦火をくぐり抜けて、幾多の人の手を渡り、世界に数枚だけ残っている。
そんなアンティークコインに、チカラが無いはずがありません。

元々もってらっしゃるお客様方、
当店からお求めになったお客様も、皆さん、同じようにおっしゃいます。

もしかしたら、これは持ったご本人しか、分からない感覚なのかもしれません。

あるお客様（O様）は、
ご予算が1500万で、探して欲しいと、ある希少アンティークコインをご依頼頂きました。

この手のアンティークコインは、すぐに出てくることは、基本的にありません。
数か月、数年お待ち頂いているお客様もいらっしゃいます。

このお客様の場合は、奇跡的に、数日でご要望より、高いグレードのアンティークコインが見つかりました。
グレードが高かった為に、価格も1800万になってしまいました。

しかし、実物をご覧になったお客様は、
一目ぼれどころか、今を逃すと、一生手に入らないという、不思議な気持ちになったという事でした。

実際、私も経験からもそう思っていました。

そうして、ご購入された後、数か月後に、
「あのアンティークコインを手に入れてから、運気があがっているとしか思えない出来事が続いている」
と興奮ぎみに、ご報告を頂きました。

実は、このような例は、1人や2人ではありません。
不思議な話ですが、実際に起きると、もっと不思議な感覚になります。

私自身、このようにアンティークコインショップで、沢山の素晴らしいお客様に、巡り合えているのは、
アンティークコインのチカラだと思っています。

そもそも、”物”は、人間に影響を与えます。
良い物、気に入った物を、持つと、気分は良くなりますよね。
特に、日本人は、そういった縁起物、神がかった物への感覚が敏感な民族だと思います。

科学的にも、
E = mc2（相対性理論）によれば、
「質量がある物は、必ずエネルギーを持つ事」という事になります。
私たちの身の回りにある物は、必ず質量を持ち、エネルギーを持っています。
つまり、そのエネルギーは、周りに影響を与えています。

昔の人は、そのことを”気”と呼んだのかもしれません。

ですから、良い物を持てば気分が良くなり、
悪い物に触れれば、気分は悪くなるのです。

そして、
歴史的なアンティークコインに、グレーディングをすると、どうなるか？

その価値を、客観的に多く人が認める事になります。
その価値を、認めて、扱うようになります。

グレーディングした結果、もともとチカラのあるアンティークコインは、
グレーディングという価値を、さらにつける事になるのです。

グレーディングにおける賛否両論は、置いておいて、
グレーディングを基準に、世界で取引が行われている事は事実です。
世界中の人が、認知しています。

それって、何かと似ていると思いませんか？

そうです。
まさに、お金の仕組みです。

紙幣は、国（政府）が、1万円の価値があると発行して、
（ある意味グレーディングですよね）
皆がそれを認めて、信じているから、一万円は、その価値が成り立っています。

一万円の素材自体は、ただの良い紙です。

政府の言う事を、誰も信用しなくなったら、1万円の価値が無くなります。

ご存じのように、その昔、金本位制の時代は、その価値の担保は、”金”そのものだった訳です。
現代では、国が、紙幣の価値（信用）を担保しているという事になります。

紙幣は、沢山の数が刷られて流通していき、足りなければ、新たに刷られて行きます。
まさに現在は、金融緩和という名のもとに、人類史上もっともお金が刷られている時です。
インフレ傾向が続いているのは、周知の事実と思います。

アンティークコインは、数が限られており、
時が経過するごとに、人の手に渡って、数が減っていきます。

特に、良質なチカラを持つアンティークコインを手に入れた人は、
簡単には手放しませんので、なかなか市場に出てこない事になります。

お客様から、
このアンティークコインを探してほしいと、お声がけ頂く事が多々あります。

1000万のアンティークコインから、5000万を超えるアンティークコインまで、様々です。
このクラスのアンティークコインになると、グレードの良いアンティークコインが、出てくることは、
簡単ではありません。

まさに”縁”です。

”縁”があった時には、
タイミング良く出てくる事があります。

そんな出会いは、ましく一期一会です。
ですので、出てきたときには、
『コインの方から、微笑んでくれた』のだと感じます。

いくらで出てくるか、価格の問題もありますが、
”良縁”のチャンスを逃すと、二度とコインは、ほほ笑んでくれない事が多いです。

ですので、お客様が迷われた時は、
もちろんお客様のご意向を優先しますが、
「コインが、ほほ笑んでいる」かどうか、コインに問いかけて、コインのチカラに委ねるようにしています。

良いアンティークコインとの出会いは、一生に、何度あるか分かりません。
そんな良いアンティークコインと、お客様の出会いを、繋いでいくのが、私の仕事だと思っています。

その良縁を結ぶ事で、
「人生の楽しみを育み、生きる為の資産を守る」お手伝いが出来る。
こんな素晴らしい仕事に携わっている事にも感謝しています。

その結果、コインが微笑み、お客様が微笑み、私もこの上なく嬉しくなるのです。
お客様との良縁を結ぶ為、これからも微力ながら精進していきます。

赤坂コイン 三澤